SSDプチフリ対策に効果がある?Petite Freeze Buster β版を導入してみた
半年ほど前に、比較的低価格なSSDを導入し、プチフリと戦い、ひとまず日常使用に問題がないぐらいにまで仕上げたのですが、ここ数週間ぐらいでまたプチフリが頻発するようになってきました。
- 流行りモンなので試しにSSDを導入してみた 〜 プチフリとの戦い - うさぎ文学日記(2009年2月16日)
今のメインPCはOS(Windows XP)をインストールしてから3年ぐらい経っているので、いわゆるゴミが溜まって遅くなっているのかもしれません。もしかすると、Vista辺りのOSを再インストールして、環境を再構築した方が改善効果があるかもと思いつつ、数ヶ月先のWindows7に思いを馳せながら、場当たり的な対応で雨露をしのぐのでした。
Petite Freeze Buster β版
Petite Freeze Busterは、SSDに書き込むデータを、いったんメモリ上のバッファ領域に保存して、そこからSSDに書き込みを行うことで、プチフリを抑制するというソフトだそうです。ベータテスト中は1ヶ月無料で使えます。製品版は7月20日出荷予定だそうです。
本ソフトはSSD用の特殊ドライバソフトです。 SSDで発生するプチフリ現象を抑制・解消する目的で作成したソフトです。 SSDに本ドライバを組み込みプチフリ発生の抑制、SDDを高速化します。
SSD_TURBO_BOOST (旧称:プチフリバスター) |
2台のSilicon Power SP064GBSSD650S25で組んだRAID0の環境に、Petite Freeze Buster Ver0.92B(090624B版)を導入してみました。
設定は自動設定の”ミドル設定”を使っています。
昨日PFBを導入して1日使ってみて、変化があったのは以下のような点です。
- 通常使用時は明らかにプチフリがなくなった。
- OS起動後に、ログインしてからデスクトップ環境が整うまでの時間が3倍ぐらい掛かるようになった。
- 1度だけスクリーンセーバーからの復帰がうまくいかないことがあった(マウスカーソルは動くが、認証画面が表示されず壁紙だけが映っている状態)
デメリットに関してはソフトウェアとの因果関係は不明ですが、このソフト導入後に起こった現象です。
PFB導入後に休止状態から復帰しないという話をどこかで見ましたが、私の環境はいつの頃からか休止状態がうまく動かないヘタレになっているので試すことができませんでした。
起動まで時間が掛かりますが、正常に起動した後は快適なので、もうしばらく使ってみようと思います。
Petite Freeze Buster β版導入後のベンチマーク
参考までにCrystalDiskMarkによるベンチマークを掲載しておきます。
Petite Freeze Buster導入後
SSDからというより、メモリのバッファからの読み込みだと思いますが、RAM DISKなみに速いですね。
参考までにRAM DISK(再掲)
あれ?部分的にRAM DISKよりPetite Freeze Busterの方が速い。
追記 2009/07/08
インストールして1週間も経っていませんが、結果的にアンインストールしてしまいました。
PFBのインストール後に「ログインから利用可能になるまでの時間が3倍になった」と書きましたが、その後、5分以上掛かるようになってしまいました。使えるまで5分以上掛かるのは、さすがにストレスを感じるようになったので削除することにしました。
PFBを削除した後は、その時間は元に戻ったので、PFBと何らかの関係があったのだと思われます。ただ、先の5分以上掛かる状態でも、正常起動後はプチフリもほとんどなく快適でした。今後のアップデートに期待しています。