影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか

1991年の本ですが、どこかで紹介されていたのに影響を受けて読んでみた。と、思ってたら、先週土曜日の日経新聞にも取り上げられていた。流行ってるのかも。各章ごとにまとめと設問が用意されていて、理解を深めやすい構成になっています。原題は「INFLUENCE Science and Practice」

物を買わせたり、何かを承諾させたりするとき、人に影響を与える理屈が6つの原理として分析されています。その6つとは、返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性だそうです。

多くの類書が営業側からの記述に対して、本書は買う側(影響を受ける側)からの視点で見ている。事例も豊富でおもしろく、自らの体験とも重ね合わせることができるので読み解きやすい。


その力に対する防衛法も書いてあるのですが、「希少性」の力を使われたときの対処は相当難しいようです。なわけで、人は抗えずDS Lite買ってしまったり、Wiiを手に入れてしまったりするわけですか。w