会社で人材を確保し、活躍させるヒント (総務省)
(カテゴリーを「本」にしましたけど、PDFの配付資料です。)
会社が成長し、成功するために、自社のために活躍してくれる人材を確保するのは必須なわけです。しかし、多くの会社が困っていますね。特にまだ無名のベンチャー企業であればあるほど。
先週末ぐらいの日経新聞に載ってた記事で、「ICTベンチャー人材確保ガイドライン」なるものが、総務省から発表されたみたいな記事があったのをみて、公開されるのを心待ちにしていました。
このガイドラインの対象読者としては、ICTベンチャーの現役社長やCEO、起業を志す人などに向けているようです。
ガイドラインの冒頭には、《本ガイドラインは、ICTベンチャーの現役社長・CEOが、人材確保に関して困った/悩んだ際に、解決に向けたアクションを考えるヒントを整理した参考書である。》とあります。参考書!いいですね。
ICTベンチャーは以下のように定義されていますが、以下に当てはまらない会社の人が読んでも役立ちそうですよ。
●比較的短期間で(約5年)での上場を目指して創業された企業である ●事業急成長の具体的なシナリオと事業計画を持つ ●第三者からの資金を調達し、急成長を目指す ●事業内容としては、ICT(情報通信技術)に関連する下記を想定している(例示) ・Webサービス(ポータル・EC(電子商取引)など) ・携帯コンテンツ ・インターネット広告 ・ソフトウェア ・ネットワーク•電子機器(半導体など)など
資料は総務省のWebサイトから入手できます。
- 2月13日 【報道資料】 「ICTベンチャーの人材確保の在り方に関する研究会」報告書の公表省
その添付資料
構成は以下のようになっています。
- ①採用をすべきかどうか/どのような人材を求めるか
- 1.他の人に任せたいが、どのような業務をどのように任せればいいのか悩む
- 2.業務を任せるとしたら、どのようなことを求めて、期待した役割を果たしてもらうか分からない
- 3.ある程度成長したものの、顧客からクレームがつくなど、以前より業務の品質・スピードが低下してきたと感じる
- 4.また、人員不足が売上成長の足を引っ張っている
- 5.さらに、指示が社員に行き届かない/社員の反応が鈍い/社内がギスギスしている
- 6.上場に向けた組織拡大・体制の整備・ガバナンスの強化が進まない
- ②どのように採用するか
- 7.どのように採用候補者を探していいか分からない
- 8.ターゲットの採用候補者に具体的にどのようにアプローチしたらいいか分からない
- 9.その候補者を採用したいが、評価に悩む
- 10.せっかく内定を出したのに、断られてしまう
- 11.以上のプロセスの中で手続きが分からない
- ③入社後に当初の予定通り活躍してもらうためにどうするか
- 12.採用した人材が期待した成果を挙げられない
- 13.採用した人材が想定していたよりスキルが低かった
- 14.採用した人材にスキルはあるが、経営層が期待していることと当人の認識にギャップがあるため、本来のスキルを発揮できていない
- 15.採用した人材にスキルはあるが、周囲と摩擦を起こす
- 16.採用した人材が辞めてしまう
- 17.手を尽くしたものの、採用した人材が活躍できそうもない
人材に悩んでいる経営者必読ですよ。
「社内がギスギスしている」とか、言葉遣いもわかりやすい。w