ペネトレーションテスト入門 情報システムセキュリティの実践的監査手法

タイトルの通り、サーバーの脆弱性などを発見するためのペネトレーションテストについての一冊です。多くの類書では技術部分に心血を注いでいるところ、次のような検査実施前後の資料とか、契約書類の内容についても紹介しています。

  • 営業活動に使う資料の作成
    • 初回訪問時、2回目以降の訪問、クロージングに向けた資料、契約資料、顧客管理資料、営業支援資料など
  • ペネトレーションテスト報告書の作成
    • エグゼクティブサマリー、技術者向けの詳細報告書、プレゼン資料

ページ数は240ページほどで、全体的にあっさりな感じ。ペネトレーションテスト技術の紹介の項については少々食い足りない感じがしました。
最初から最後まで(営業開始〜報告終了まで)という範囲を一冊で扱っているので、対象読者がかなり限られている気が…。これからペネトレーションテストを事業として始めるという人向け?