LD事件発覚前日に書いた「@ITコラム:メールは信頼できても信用できない」

4ヶ月ぶりのコラム更新です。サボっていたわけじゃぁないですよ。


このコラムを読んだ人は、ライブドアの事件でメールが証拠として扱われようとしているという件を思い出して、事件後に書いたんだろうなと思っているかもしれませんけど、この原稿を入稿したのは1月16日なので事件前なんですよ。



メールが証拠として扱われようとしているライブドア事件を見て、セキュリティ方面の人はヤバイメールが見つからないようにPGPだ!S/MIMEだ!とかハードディスクを暗号化しちゃえとかとか、そんな話をよく聞きますが、それって怪しさ倍増ですよ。というより、確実に俺が出したメールだと言い張ってるんですもん。
裁判の”証拠”として使うことができるという観点からは、普通にメールをやり取りしてる方がそのメールが本物だとは言えないと思いますよ。だって、普通のメールは信用できないもんだからね。


実際ライブドア事件では、普通のメールをどうやって物証にするんでしょうかね?
裁判にはあんまり詳しくないですが、こういうメールがあったという事実を元に他の証拠を探すもんなんでしょうかね。