「ダレカガナカニイル… 講談社文庫」

井上 夢人 ¥980 (税込)
ダレカガナカニイル…    講談社文庫

とある怪しげな宗教法人の警備を行っていた主人公は、その宗教法人で火災が発生し教祖が死んだとき日からアタマの中に別の意識が存在するようになってしまった。その意識は声を発し、考え、最後には体も動かせるようになってしまう。アタマの中の意識はその死んだ教祖だと言い、主人公とともに犯人を捜していく。

といった、いわゆる幽体離脱をして他人の体に入りましたー的なお話ではあるんだけど、これまた最後の最後はまったく予想できなかったオチで締めくくられていました。ほんと、最後の5ページぐらいまでは全然わからなかった。
700ページぐらいある長編ですが、同じ作者の「オルファクトグラム」(うさぎ文学日記 - 臭いフェチにはたまらんかも。オルファクトグラム)についでオモシロイ作品でした。