サイバー犯罪対策コストのレポート2012が興味深い
HPが主催し、英国のPonemon Instituteが調査したさまざまな産業分野の38団体のサンプルに基づくセキュリティのベンチマーク調査レポートです。
- サイバー犯罪は被害・対策ともに高く付く。年間平均コストは平均210万£(約2.7億円)で、4百万£〜770万£の範囲
- 最も高く付いたサイバー犯罪は、DoS攻撃と不正なプログラムによる被害
- サイバー犯罪対策コストは組織規模や産業によって異なる。防衛・公益事業・エネルギー・金融サービスは、他の産業より高い
レポートはコストに関するさまざまな項目が調査されていて、興味深いですね。
「5カ国のサイバー犯罪の総コスト」では、英国、AU、日本、DE、米国がビックアップされていて、日本は真ん中の3番目でした。
他にも、「業種別の平均年間コスト」、「38ベンチマーク企業が経験したサイバー攻撃の種類」、「攻撃を解決するまでの平均日数」、「活動コストの比較とセキュリティインテリジェンス技術の利用」、「国別のサイバー犯罪対策の内部コスト/外部コスト」など面白いレポートが目白押し。セキュリティの予算をいくらにするのかとかの参考にもなるかもしれません。
登録が必要ですが、無料で読めるので一読をお勧めします。
US版のレポートもありました。
11月7日、8日にイベントもあるみたいです!
このレポート、日本のHPさんが翻訳版とか出さないかなァ。