osCommerceに大規模な攻撃、閲覧だけでマルウェア感染も

オンラインショップの構築システムとして有名な「osCommerce」をターゲットとして、大規模なIFRAMEインジェクションが行われているようです。9万件以上のサイトが感染していて、中には日本のサイトもあるようです。今のところ飛び先は willysy.comとなっているようです。
osCommerceの運営者の方は、運営しているWebサイトが感染していないかの確認をしてください。見知らぬIFRAMEタグなどが挿入されていると攻撃された可能性があります。またPCの方もマルウェアに感染している可能性があります。

攻撃の概要

まずこのIFRAMEが挿入されているようです。

後でこちらのJavaScriptが実行されるようです。

Armorize Malware Blog によると、使用する脆弱性は下記の通りです。

  • CVE-2010-0840 -- Java Trust
  • CVE-2010-0188 -- PDF LibTiff
  • CVE-2010-0886 -- Java SMB
  • CVE-2006-0003 -- IE MDAC
  • CVE-2010-1885 -- HCP

IFRAMEの飛び先をキーワードにして検索をすると、およその感染サイト数がわかります。

報じたニュース記事なども入っているかと思いますが、現在の検索結果は約98,900件!
Google検索の先のリンクには気をつけてください。マルウェアに感染する可能性がありますので、不用意にリンク先に行かないこと。


攻撃の更なる詳細は、Armorize Malware Blogを参照してください。