連想変換が最強!ATOK

ATOK 2005 Tech Ver.18 for Windows
ジャストシステム ¥6,580 (税込)
ATOK 2005 Tech Ver.18 for Windows

今更ながらIME (Input Method Editor)のネタですが、少し前に某所ATOK2005を買ったって人がいたので触れてみることにした。ちなみに、ウチで使ってるのは1つ前のバージョンのATOK 17です。


IMEっていうのは、要は漢字変換を行うためのアプリケーションです。WindowsXP使ってる人でしたら、標準でMicrosoft製のIMEのIME2003が入っている。これで十分に漢字は変換してくれるし、日常用途としては全く問題がないしろものです。
皆さんも普段使っているものなのであまり意識しないかもしれませんが、IME2003はあまり賢いとは言えない。誤変換をよくやってしまう。漢字が違ったり、区切る文節が違ったりと、文章をスムーズに書くことが難しいぐらいだったりします。でも、日々書くものがblogぐらいだったらこれで十分事足りる性能だと思う。
私はライター業で文章をたくさん書きますが、別にIME2003でもあまり苦にせず書けると思う。それは昔ながらな人なので、文章変換はかなり細かい単位でやってしまう。要は昔っから使ってるので、バカなIMEに慣れてるから漢字変換機能をあてにせず、細かく実行してしまうってことです。


しかし、それでもATOKを使っています。と、いうのにはいくつか理由があります。まず、一つめは多くの人が言うように、賢い!漢字変換の候補がかなり適切なものが表示される。確定した前の文節も読んでるっぽいので、ほとんどが変換候補を出すまでもなく次々と文章が打ててしまう。
その上、少し長い文節になると下に省入力候補というのがでてきて、Shift+Enterだけで過去に打った長い文節が確定できる。SOとかの携帯電話の漢字変換みたいなもんだ。しかも携帯電話ほどうるさく候補はでてこない。


もう一つの理由は、文章を書く人にはかなりオススメしたい機能!それが連想変換機能!
たとえば、「うつくしい」という文字を「美しい」に変換するのが、ただのIMEのお仕事ですが、連想変換を使うと「可憐」、「可愛い」、「綺麗」、といった「美しい」を表現する言葉の候補がたくさん現れる。「美しい」の場合で139候補もある。中にはぜんぜん知らない表現方法もいろいろ含まれている。そして、ちゃんと意味が表示される。

何かの文章を書くときに、同じ言い回しばっかり使うと読者が飽きてしまう。言い回し一つ換えるだけで、だいぶ違う。今までは辞書を引いて考えていたものが、IMEが助けてくれるようになった。これはかなり楽だったりするんです。私は小説家とかではないので、そこまで言い回しに気を遣う必要はないんですけど、かなり助かっていたりします。


ATOKIMEが単なる漢字変換のアプリケーションではなく、文章を書く思考を助けるツールになってきていると思う。もちろん、文章を書く最中にIMEに邪魔をされることも相当少ない。たかが漢字変換とあなどってIMEを標準のまま使っている人は、一度思い切って変えてみてはいかがでしょーか?特に文筆業をやってる方々。


使ってないけど、辞書付きもいいかも。
ATOK 2005 Tech Ver.18 for Windows 電子辞典セット