きまぐれ博物誌 角川文庫 緑 303-5

星 新一 ¥441 (税込)

星新一が見聞してきたものについて、SF作家の視点から説明するという流れのショートショートな一冊だ。「塩についての疑問」や「公団住宅」、「印刷機の未来」などなど、50数話が収録されている。出版されたのが昭和46年なので、今から30年以上も前のことになる。
当時読むよりも、今読んだ方が絶対おもしろく読める一冊!ショートショートなので、空いた時間に読むヨロシ。

当時世に出始めたコンピューター(電子計算機)を体験してくるという話などもあり、コンピューター素人の視点からの見方がおもしろい。そして、それの未来がどうなるといったことについても書いてあって、インターネット時代の今のことを表しているかのようなことなんかが書いてある。