HIT2011 二日目、日本から3人のスピーカー登壇
昨日から台北で開催されているHIT2011の二日目、最終日です。カンファレンスはシングルトラックで、本日の発表者は6名。そのうち3名が日本人です。
最初のスピーチは「Reversing Android Malware」で、Androidのマルウェアのリバースエンジニアリングのやり方について、マレーシアのMyCERTなどにも所属するRAHMAN氏が発表。有名なDreamDroidやGoldDream、ZeusDroidなどのリバースエンジニアリングの過程などを紹介していました。
途中、AVTOKYOリーダーのtessyさんがスピーチする機会を頂きました。台湾の方々が地震の際にご支援下さったことなどに対して感謝の意を述べさせて頂いています。
続いては日本人の出番。最初はKenji AIKO さんによる「Mobile Seruciry in Japan」で、日本のガラケーのセキュリティ事情と、日本のキャリアネットワークなどと関連した問題点について紹介。
キャリア網などネットワークの話が台湾の方々にもウケていました。
講演が終わった後は質問攻めでした。
次はYosuke HASEGAWA さんの「Make a contract with IE and Become a XSS girl!」、要するに僕と契約してXSSガールになってよということらしいです。ナンノコッチャ。内容は顔文字JavaScriptのaaencodeを皮切りに、IEに残留するXSS問題の紹介です。
冒頭のJavaScriptではスクリプトが実行されるたびに拍手喝采、そしてアニメ満載のスライドが個性的すぎて台湾の方々にバカウケでした。太硬!太硬!
日本人の最後はYoshinori TAKESKO(原文ママ)さんの「Disassemble Flash Lite 3.0 SWF File」です。
しょっぱなは1つのファイルで、rubyやPerl、X86など4つの言語で実行できるというTAKESAKOマジックなプログラムの紹介。かなり驚きを与えていたようです。
本編の内容は、半分ほどはSWFファイルを解析するアセンブラ読経、ぐうの音も出ません。難解な日本語に、通訳の彼の体力がみるみるすり減っていくのが見えました。有神快拜!
他には、Android アプリケーションのリバースエンジニアリング、スマートフォンのフォレンジックと続きました。
HIT2011のスタッフやAVTOKYOスピーカーの方が、私がデザインしたTシャツを着て登壇してくれたりして嬉しかったです。ひっそり喜んでいました。