InstapaperのサーバーがFBIに押収(とばっちり)、データのコピーはFBIの手に。

Instapaper, LLC.のMarco Arment氏のブログによると、Webページを保存して後で読む的な使い方をするInstapaperのサーバー(5台リースしているうちの1つ)がFBIに押収されたようです。

サーバーはスイスのホスティング会社DigitalOneのもので、「7200万ドルの被害を出したスケアウェアのサーバーがFBIなどに押収される」の事件の関係で、たまたま近くにあったサーバーも一緒に持って行ったようで、被害を被ったとの話です。
持って行かれたサーバーは、サイトのスピードアップのためにMySQLレプリケーションに使われていたものでなので、Instapaperのサービス自体が動かなくなると言うことはないそうです。ただ、サイトのパフォーマンスが落ちていると。
そしてFBIは、Instapaperのデータベースの完全なコピーを持っていると推測されるようです。データの中にはInstapaperのパスワードなども含まれていたようですが、SHA-1とsaltが施してあるので比較的安全に保存されているはずだと言っています。
また、FacebookTwitterなどとの連携にはOAuthを導入しているので、連携先のサイトの情報が漏れることはなさそう。使ってて良かったOAuth!
Evernoteと連携している人は、そのアカウントのメールアドレスが入っているそうです。Pinboardというサービスと連携している人は、アカウントと暗号化されたパスワードがあって、その暗号の鍵はサーバー上のWebサイトのソースコードに直書きしているそうです。