SSLハンドシェイクの時間を30%改善するSSL FalseStart

SSLのハンドシェイクでは証明書のやりとりなどで時間が掛かりますが、Googleの研究者が開発したSSL FalseStartを使うとSSLハンドシェイクの時間がなんと30%も改善したという結果が出たそうです。

このSSL FalseStartは、クライアント側だけで対応できる仕組みのようで、Chrome9から実装されているそうです。ちなみに現在はChrome11。
この実装に問題があるかどうかを調べるため、GoogleのインデックスからすべてのHTTPSサイトを抽出し、テストを行った結果、94.6%が成功、5%がタイムアウト、0.4%が失敗とのこと。
そしてタイムアウトしたサイトは長い間稼働していないサイトで、失敗したサイトは一部のSSLベンダーを使用しているサイトだそうです。
それにしても全HTTPSサイトでチェックを行うとかスゴい。インデックスがあるから出来る技ですね。
他のブラウザでも採用されないかなァ。