パンプルムース氏対ハッカー

ミシュランのような『ル・ギード』というグルメ・ガイドの出版社が他社に先駆けてOA化した。新年度版の発表の日、編集長が見たコンピュータが打ち出した今年の最高のレストランの名はなんと悪名高いテイクアウト専門店だった。データが改ざんされたのだった。

パンプルムース氏対ハッカー (創元推理文庫)

空想ハッカー列伝で取り上げようと思って読みましたが、ハッカーらしいハッカーは出てきませんでした。パスワードが実は…、みたいな。
『くまのパディントン』で有名なマイケル・ボンド氏による1990年の作品で、原題は『MONSIEUR PAMPLEMOUSSE INVESTIGATES』です。原題はハッカー関係ないじゃん。ｗ
小説としてはおもしろくて、やたら美食で食事のシーンでお腹が減ります。