30分で5ページの本との対話

他の人と話しているときの話です。
会話中に現在話している話題から、咄嗟に関連する別の話題が思いついてしまって、その話題に移行してしまうことがよくある。相手が同じようなタイプだと、取り留めがない。もう元の話題がなんだったのか忘れてしまうことがある。

テーマの決まった会議とかはそういうことにはなりにくい。また、話を割って入ってくるタイプとか、空気を読まずに話題を変えてしまう人との会話ではそうはいかない。しかし、幸か不幸か周りには頭の回転が速い人が多く、これが1日数回は起こってしまう。



と、ここまでの話は同じようなタイプの人を見かけるのだけど、私の場合にはこれが書籍にまで及ぶことがある。


最近はブログ内であまり書籍の話に触れないが、一時期は読んだ本を片っ端から書いていたので、本を読む速度が速いと思われていたらしい。しかし、実際には違う。相当遅い部類なのだ。
どう遅いかというと、読み方が遅い。それは、頭の中で声を出して読むからだ。なので、読む速度は会話している速度+αぐらいなもんだ。視界に入ったものを読解(?)する速読なんか絶対に無理だと思っているし、そういう読み方が好きなので実践したくもない。(実は昔やったけど、馴染まなかった)


こういった話すような読み方をしているせいか、冒頭に述べた「話題の移行」が書籍でも発生してしまう。書いてある内容に対して、関連する別の話題が思いついてしまって、そっちを考え初めて空想(?)にふけってしまう。そうなると、もう本なんて読んでいない。一人会議の始まりだ。
しばらく脳内会議が開かれていて、またふと気がついて本を読み進め始める。その繰り返しになることも多い。

これは小説やリファレンス系の技術書などでは滅多に起こらないが、ビジネス書の類や、技術書でも語り系のもの、またエッセイなんかでは起こってしまうのだ。


この一人会議状態、実はこれを結構楽しんでいることも多い。
しかし、今日の通勤中の読書タイムはヒドかった。
30分で、5ページしか進まなかったよ。。。w