情報発信の時間は短縮されたが、検索にかかる時間は増えた

情報発信はとっても楽になった

2005年の流行語大賞で「ブログ」という言葉がランクインしたぐらい、ここ何年かでブログを始めとした個人での情報発信が大量に、多量に行われる様になった。少し前まではインターネットで情報発信をするためには、HTMLを覚えたり、FTPの使い方を知ったり、CGIとかも自分で書いたり設定したりと、「情報」を書くこと以外のことにたくさんの手間を取られていた。今では、そんな手間を掛けて情報発信している個人の人は少数派なのかもしれない(情報ソースは特に見てません)。


たしかに、「情報」を発信すること以外に苦労するなんて、ナンセンスなのかもしれないし、楽になってよかった。私もこうやって、はてなに記事を書いている。見出し程度のタグ付け意外には、ほぼ文章しか書いていない。非常に楽だ。

ブログ多発世界と検索技術の相性が悪い

情報が乱発できるブログ多発世界と、Yahoo!Googleをはじめとする現在の検索技術の相性が悪いのか、ここ最近は検索キーワードを入れてもなかなか目的のものに到達しない。


言い方は悪いが、クソつまらないブログに行き着くことが多い。鬱だ。


まぁ、人のことは言えない。私も楽だからといってここに落書きしているネタを、私がプロとして書いている原稿のクオリティで書けないしし、書く気もない。ここに書いているのは単なる趣味だから。なんて、文章を書くと、さらに自分でゴミを散らかしている。。。さらに鬱だ。


自分の実感としても、情報発信に掛ける時間は10年前より減っていると思うが、検索する時間が増えた気がする。いや、増えている。時間としてはプラスマイナスゼロぐらいなのかもしれないけど、自分で情報発信するのに時間が掛かるのはストレスにならないが、探したい情報が見つからないのはストレスに感じる。


一概にブログを除外して検索するというわけにもいかないし、どう対処したらいいのだろう。もしかしたら、他の人はそう思っていないのかもしれないし。

検索キーワードの作り方が旧世代

1つ自分に心当たりがあるとすれば、私の検索キーワードの入れ方が旧世代だ。

10年前に自然言語を研究していたせいか、コンピューターが分かり易い日本語を使ってしまう。単語レベルでしか入れないし、形態素解析しやすいものしか入れない。イマドキの「のび太式検索」が受け入れられて、日本語の文章を入れてくれと言ってくる検索エンジンに対しても、頑なに姿勢を崩さない。


そうか、今のブログ多発世界と検索エンジンにマッチしない旧世代の人間になっていたのか。だから、情報に行き着かないのかしら・・・。