マネー・ハッキング

HTTP本 表紙

幸田真音講談社文庫、700円


来月発売の次号のハッカージャパンで連載している「空想ハッカー列伝」で取り上げました。詳しくは来月号を読んでね!とか宣伝してみる。

って、ほったらかしもいかん。じゃぁ、触りだけ。


外資系銀行で決算業務を担当していた米山はある日リストラ対象となってしまった。そんなとき長峰と出会い、長峰の友人の後藤とともに、長峰の夢である大きなディール(取引)で自分の力を試してみたいという話に乗る。後藤が銀行システムに侵入し、長峰がディールを行い、米山が決済事務の処理をするというそれぞれが得意分野を担当して巧妙に犯罪を実行していく。


侵入の技術より、ソーシャルな部分がおもしろい小説でした。国産ものではなかなか読めない部類じゃないでしょうか。結構オススメできる一冊ですよ。