骨音 池袋ウェストゲートパーク3

石田 衣良、文春文庫、\570


ドラマ化された池袋ウェストゲートパーク(IWGP)の第3弾の小説だ。池袋は近所なので親近感が沸くということと、加藤あいが萌えるという理由で、IWGPは再放送でも見てしまうぐらいだ。もちろん、ドラマとしてもおもしろい。クドカンはドラマを作るのが巧い。

東京に出てきてからテレビを見ていると、テレビに出てる場所がすぐに行けるところで嬉しい。そう、僕はミーハーなのだ。ドラマの舞台も近所だし、スゥイーツもすぐに手に入る。撮影だってたまに見かける。ビバ東京!

まぁ、それはさておき、第3弾の骨音はドラマに感化されている印象だ。
もしかしたら、感化されているのは自分かもしれない。主役のマコトが長瀬に思えて、タカシが窪塚に思えてくる。すっかり新しいドラマの脚本を読んでる気分になってくる。
でも、それは自分の思い込みだけではない気がする。石田衣良らしさが少なくなり、クドカン風味が前に。そんな小説になっているように思える。もちろん、小説としてはおもしろいが、石田小説としては少々残念だった。IWGPとして読むのがオススメ。