『転生』

貫井徳郎幻冬舎文庫ISBN:434440324X

タイトルは「転生」、自分に移植された心臓がドナーの記憶を持っているかもというところから始まっている。
ネタ的にはよくあるところだろう。
ただ、記憶が残っているという部分は伏線でしかない。
ドナーとレシピエント(移植される側)の関係、そしてそれを司る謎
全体は割と面白かったなぁ。恋愛的にはイマイチだが。

んで、脳以外の記憶領域についてだが、
なんか全身に部分的に記憶を持っているという学説もあるらしい
脳以外でも記憶を保管して、記憶を補完するのだそうな。
いわゆる、RAID5みたいな仕組みらしいよ。